高圧送電線と電磁波(part.2)

高圧送電線の鉄塔をよく見ると、一番上には、少し小さなアームが左右に一つずつあります。
このアームに、グランド線と呼ばれる電線が接続されています。鉄塔の場合、大地といった意味を持つグランド(線)は、頂点にあるのです。
これは、その下方に位置する、送電を行っている本線(電線)を雷から守る為の機能を持つからで、また、送電の電線としてではなく、雷をこのグランド線で逃し、本線(電線)に影響を与えない為の機能を持つことになります。

あと、幹線によっては、そのグランド線の中に光ファイバーが入って通信としての役割を持たせている場合もあります。
そして、グランド線のアームの下には、左右3つずつのアームが付いており、2回線の構成で、電力を送電しています。さらに鉄塔のアームをよく見てみると、碍子(そろばんの玉のような物)がアームと電線に接続されています。
電線は、1本(単導体)であったり、2本(複導体)であったり、4本(4導体)だったりと幹線によって違ってきます。また、碍子は絶縁体で、鉄塔に電流が流れないよう送電量により個数が変わり、6万ボルトクラスだと6個、20万ボルトクラスだと20個くらいと、碍子の数を数えれば、何万ボルトくらいの電力を送電しているのか、だいたい分かります。
そして、50万ボルトクラスの鉄塔になると、100メートル級の高さもあり、地上との離隔を確保しています。

高速道路等を走っていると、鉄塔によっては、紅白でカラフルな鉄塔を見かけるかと思います。夜になると、ランプが点灯するのですが、航空機が飛行する下に鉄塔がある場合、目立つよう、紅白になっているのです。


高圧送電線と電磁波(part.3)へ続く

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