温水洗浄便座の落とし穴

温水洗浄便座での長居は無用と思ったお話し。

電磁波測定で、鹿屋体育大学よりご依頼を受けてトイレ内を測定させて頂いた時、入口や壁面・床面等は、ほとんど電場・磁場とも低い値だったのですが、唯一、温水洗浄便座面からは、小刻みなサイクルを伴って、電場・磁場ともに高い数値が測定されました。

これは特殊ではなく、ご家庭の温水洗浄便座にしても、全く同じなのです。

便座面の電場値
洋式トイレの温水洗浄便座面の電場測定状況


便座面の電場数値
洋式トイレの温水洗浄便座面の電場の値は、520V/m出ています。


便座面の磁場数値
洋式トイレの温水洗浄便座面の磁場の値は、24.4mG出ています。


温水洗浄便座下の床面では、通常の電場と磁場の値となっています。

便座下の電場測定
洋式トイレの温水洗浄便座下、床面の電場測定状況


便座下の電場数値
洋式トイレの温水洗浄便座下、床面の電場の値は、34V/mです。


便座下の磁場数値
洋式トイレの温水洗浄便座下、床面の磁場の値は、0.2mGです。


温水洗浄便座は、コンセントにつないだ状態だと、仮にスイッチを切っていても、このような電場と磁場の値が計測されます。

温水洗浄便座は、直接皮膚が接触する為、もともと電位の低い人の体を電場が覆ってしまう状態が便座から離れるまでの比較的短時間ではありますが続く事になります。

温水洗浄便座のコンセントを抜くと当然ながら、便座からの電場と磁場は発生しませんが、それでは、便利な機能は使えず本末転倒になりかねません。

温水洗浄便座の場合、表面がプラスチックで覆われており、他の電化製品のように手軽に、エルマクリーンで金属部分へ、アースを取って電場を逃がす事ができない製品になっているのです。

電場の対策をする方法としては、便座カバーに導電性スパンボンドシートを入れてそこからエルマクリーンにて、アースを取ることも可能ではあります。

でも、そこまでしなくとも温水洗浄便座の場合、用を足したら「長居は無用!」と割り切る事も、時に有効な対策になり得るのではと個人的に思っています。

併設されていた和式トイレの場合、電気を使う所も無く、電場・磁場ともほとんど出ていませんでした。当たり前ですが、便器と皮膚は接触しない和式の仕組みって、このような観点からみると実は、素晴らしいのではないか?シンプルイズベスト!って思ってしまいました。

和式トイレ床面の電場測定
和式トイレ床面の電場測定状況


和式トイレ床面の電場数値
和式トイレ床面の電場の値は、27V/mです。


和式トイレ床面の磁場数値
和式トイレ床面の磁場の値は、0mGです。

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