電磁波過敏になってしまったお客様の声

先日、電磁波過敏になってしまったので、お住まいの部屋を電磁波測定して欲しいとご依頼があり住居内の電磁波測定と報告書の提出を行い電磁波を減らす改善策案等を説明させて頂く機会がありました。

最初、お電話でお話を伺った時は、内心、精神的な思い込みなのでは?と思ったのですが、お会いして更にお話を聞かせていただいた限りでは、理知的で毅然とされた方で精神的な問題ではなく、元々の体質に要因が偶然重なり症状が出てしまって困っているという感じでした。

このような訳でお客様は、電磁波測定をすることで現状の電磁波の状況を把握し、対策可能な要素があれば、それを排除していきこれ以上具合いが悪くなりたくないとの事からご依頼されたそうです。

電磁波測定報告書を作成して、ご説明も終わった数日後、お電話で今回、電磁波測定を依頼された率直な感想をお聞きしたところ、「電磁波(交流電場)が、部屋の何処で発生しているのか、何が原因だったのか具体的に分かり対策もした事で漠然としていた不安から解消され、気持ちが楽になり良かった。」とのことでした。

ご本人様(女性 I 様)へ、事の経緯を掲載しても大丈夫でしょうかと、お尋ねしたところ快諾して頂けました。I 様ありがとうございます。




I 様のお家は、2階建てで敷地も広く部屋数も多かったのですが、特に電化製品が多いとかでもなく、部屋の中もきれいに片付けられていました。また、家の外周りや隣家も特に目立った特徴もなく周囲の影響を受けるような環境には見えませんでした。

測定のため、I 様のお宅へ伺い、最初に現在の症状についてお聞きすると、
・目の眼圧・のどの痛み・息苦しさ・耳鳴り・皮膚のかゆみ、ヒリヒリ感、しびれ・動悸・震え・食欲不振
・悪心、吐き気・倦怠感、疲れ・眠れない・いらいら等、原因不明の体調不良が続いているとの事。

また、本や新聞のインクのかすかな匂いだけでも気持ち悪くなってしまったり、本屋の入口に立っただけでも苦しくなるため、お家の中にあった、新聞や本のたぐいは全て、倉庫に片付けたとの事でした。

事の顛末をお聞きしますと、お伺いした1ヶ月ほど前に注文家具をお部屋に設置したところ、身体の具合いが悪くなり、2週間経過した時点で、その家具に塗布されていた化学塗料の臭いが原因だったと分かって、直ぐに撤去処分されたそうです。

ちなみに、同居されているご家族の方々も家具の臭いは嗅いでいるはずですが、気分が悪くなったという症状は無かったようです。

その数日後、お友達の車に乗った時、車内のアロマの香りで症状が更に顕在化してしまい、とうとう電化製品にも体が反応してしまうようになり、電磁波過敏症になってしまったのでは?
と思われたそうです。

注) 電磁波過敏症という名称は、アメリカの医学者:ウィリアム・レイにより命名されましたが、まだ正式な病名として認められておらず、電磁波過敏症の診断基準は標準化されていません。 (スェーデンやデンマークでは電磁波過敏症が病気としてとらえられ、保険適用医療になっているそうです。)

電磁波過敏の症状を一言で表すとすれば、「妊娠した時体験する、ひどいツワリの症状がずっと続いているようなものですよ」と伺って、身体の辛さがヒシヒシと伝わってきました。

その後、いろいろ調べられて、エルマクリーン(電場除去装置)を3台購入され、キッチン内の電化製品、お部屋のパソコン等にも接続しアース処理をご自分でされていました。

流し台の電場
流し台測定写真の奥に、電子レンジと食器乾燥機が設置されているのですが、エルマクリーンを接続されているので、電場の値も6.1V/mと電場が軽減されています。

また近くには携帯電話の電波塔があり、それまでは気にはなっていたものの今回の件が引き金となり電波塔の見えるお部屋(特に窓辺)にいくと、電波が確かに感じられるほど過敏になってしまったそうです。

そのような訳で、最初、お電話を頂いた時には、電波塔の電磁波(高周波)も測定して欲しいとのことでしたが、私たちが行う電磁波測定は、あくまで、住まいの極低周波域での、電磁波測定となっている旨をお伝えさせて頂き、ご納得された上で、電磁波測定サービスを申し込まれたのでした。
※ 参考までに、高周波の場合は、家の窓等をシールドしたりすると、屋内から発生する携帯電話等の高周波が、屋内から出ていけず出力も強くなり室内で乱反射を起こした結果、複合被曝を誘発するため高周波に対しては、今のところ対策は必要ないというスタンスをとっています。

注文家具を設置して体調を崩されてから、ほぼ1ヶ月の間に、あらゆる方法を試みられており、その原動力の発端となった電磁波過敏の辛さと早く身体を治したいという強い意志が伝わってきました。

更に今回、電磁波測定を申し込まれた理由には、お子様のお部屋も極低周波域での電磁波の影響が出ていないか心配だったという不安もあったそうです。

測定結果としては、磁場の値は全て基準値以下で全く問題はなく、電場においては、他の住居同様、電化製品や電源ケーブルから電場が床や畳面を伝播することで、体に帯電しやすくなる場所の特定、お部屋によっては、壁面内にある屋内配線から電場の伝播箇所を調べ、現状にそくした対策をお伝え致しました。

テレビの電場
ブラウン管テレビ前の畳面の測定写真で、電場は、77V/mあります。これは、TVスイッチを切っていてもOAタップから電源を取っているので、待機電流の影響により電場が伝播していました。

テレビ撤去後の電場
OAタップにアースを取って電場を軽減する方法もありますが、もともとこちらのお部屋にあるブラウン管テレビは、ほとんど使用していなかったそうで、測定後に、撤去されていたので、畳面の電場も17V/m(基準値25V/m以内)に軽減され、電化製品から発生していた電場の要因は排除されています。

今回のように、発端は電磁波からではなく化学物質とアロマの匂いが偶然重なったことが引き金となり、結果的に電磁波にも過敏に身体が反応してしまうケースもあるようです。

人はそれぞれ身体にとって害となる成分の許容量が異なり、その許容量を超えない限りは、自覚することもなく過ごせていけるそうです。ところが、一旦その許容量を超えてしまうと、せきを切ったように身体のいろいろな箇所に症状が現れてくると聞いたことがあります。

I 様の場合、短期間のうちに様々な外的要因が重なり身体が耐えうる許容量を超えてしまい、五感に備わるフィルターが効かなくなり過敏に反応してしまう身体になってしまわれたように感じられました。

身体の許容量を超えてしまった場合、引き算で考えられる要因を排除していくことは重要です。

電磁波に過敏に反応してしまう体質になってしまった場合でも、住まいの電場対策を行い電場の伝播を抑制し生活していくことで、電磁波による自覚症状は全体的に軽減されていく傾向にあります。詳しくは、コラム欄の「電磁波過敏症について」をご参照ください。

I 様は、測定中ずっと数値をご確認され、メモに記述されていました。電場が強く発生している箇所ごとに要因と対策案を説明させて頂きましたが、問題解決に対する熱心さに心打たれました。

後日報告書を持参した際、お聞きしたお話しで、症状がひどかった時は、ガムを噛んでも人工的に添加されている匂いが分かり、気分が悪くなっていたそうです。
今では、普段香るガムの匂いに戻ってきて良かったと言われていました。

また、蚊取り線香の匂いやエアコンも体の調子が悪くなるので、蚊帳(かや)を掛けて就寝すると言われていました。電磁波対策を行い電場を軽減させ、症状の出る匂いにしても工夫を施すことで、方法はいくらでもあると教えられました。この前向きな姿勢は見習いたいです。

その後お電話にて、今回の電磁波測定サービスをご利用になられての感想をお聞きしましたところ、「電磁波(交流電場)が、部屋の何処で発生しているのか、何が原因なのか具体的に分かり、対策出来たので漠然としていた不安から解消されて、気持ちが楽になり良かった。」
とおっしゃられ、とても励みになりました。

お電話でお話させて頂いて、お声もお伺いした時より明るくなっておられたのが印象的でした。
1日も早く、I 様の体調不良が回復することを願ってやみません。

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