部屋の壁とトイレ・洗面所のある壁に漆喰を塗る

漆喰を塗る前に、壁面処理を考えます。

壁面が、ビニールクロスで、汚れがそれほどでも無く、ビニールクロスがめくれていなければ、家庭用のクリーナーで、きれいに表面の汚れを拭き取り漆喰あるいは、珪藻土を塗ることができます。

施工した部屋の場合、すでに、経年劣化とカビにより、ビニールクロスは一部めくれていたために、はがせる箇所は、全て剥がします。

ビニールクロス背面の、カビを除去した後は、アク止め用のシーラーを塗り、アク止め処理を行います。

透明でなく、白い液体です。
汚れている面は、このシーラーを塗ることで、後々漆喰を塗った後、色の変色がおこりません。

以上、下準備が終わればいよいよ漆喰塗りとなります。

最初に行うことは、施工する部屋の床面全てを新聞紙等で、養生をし、次に、壁にある、コンセントやスイッチ類などをマスキングテープにて、養生します。

幅木と壁の境目には、ロールマスカー(マスキングテープにビニールが付いている)にて、養生を行いそのビニールを養生している新聞紙の上にかぶせます。

ロールマスカーを壁と幅木の境に貼り付けていく時、壁より漆喰の厚み数ミリ分だけ、控えて貼ることで漆喰塗りが完了した後のロールマスカー除去が、スムーズに行えます。

では、漆喰塗りです。環境リフォームで使用する漆喰は、20kg入りの袋に入っています。その袋を、足で数分踏むと柔らかくなるので、用意しておいた、バケツに1/4程度入れます。

漆喰をちぎるように手で取るので、ゴム手袋をはめて作業すれば、手も荒れません。また、水はあらかじめ含まれているため、水は入れません。

次に、電動ドリルに漆喰用のアタッチメントを取り付けて、漆喰を撹拌します。

漆喰は、まだ硬いので、強く押さえないように撹拌していきます。(強く押さえながら、撹拌すると電動ドリルに負荷がかかります。)
数分撹拌していくと、だんだんペースト状になってきますので、均等に固まりが無い状態のままで、撹拌を続けてから、電動ドリルのスイッチを切ります。

また、漆喰を攪拌していくうちに、アタッチメント部には漆喰に含まれている麻の繊維が絡み付いてきますので、まめに除去してから攪拌(除去した麻の繊維は、手でほぐしてから一緒に攪拌)することで、品質も一定となります。
自然素材成分のみの漆喰なので麻の繊維もふんだんに含まれていることがよくわかります。

次に、適量の漆喰を手持ちできる板に載せコテを使って、塗っていきます。

天井に近い箇所を塗る時は、ホームセンターでも売っている、脚立を使うと楽ですが、その際は、しっかり固定して転倒しないよう十分注意しながら、施工します。

適度にコテを壁に押し付けながら、ワイパーの動きのように塗り広げます。コテは、進行方向を少し浮かして塗り広げていくと、均等に漆喰の質感を残しながら、仕上がります。

使用する漆喰は、材質に優れ、貝殻や銀杏草そして麻の繊維が含まれているので、材質の質感を活かすには、鏡面仕上げをしてしまうと、かえって味がなくなります。

漆喰の場合、コンクリートと違い、サッと仕上げた方が、面がきまり味が出ます。天井との境目や、幅木との境目などは、小さなコテを使用することで作業しやすくなります。

また、その日に塗り終わらない時は、面単位(変化点)で仕上げると、乾燥後、継ぎ目は目立たなくなります。

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