住まいの電磁波とは
住まいの電磁波?と言われてもピンとこないのではないでしょうか。
当サイトでは、住まいで使用する低周波(50Hzや60Hzなど)での電磁波が身体へどのような負担をもたらすのか?その負担を軽減するためには、どのような措置をこうじるべきなのか?などについて解説しております。
そのまえの予備知識として次章では電磁波とは何かを紐解いていきます。
電磁波とは
電磁波とは簡単に説明すると、電界と磁界が合わさってできる波で、自然界にも元から存在するものと人工的に作られたものがあり、物理学と工学の分野などにより、電磁波≒電磁場≒電磁界、電場≒電界、磁場≒磁界と呼ばれます。
電磁波は、1秒間に振動する波の数を表す周波数によって、X線や紫外線、可視光線(太陽光)などのように名称も性質も変わってきます。
周波数の高い電磁波の場合、波長は小さくなるぶん振動は速くなり運ばれるエネルギー量も多くなりますが、届く距離は短くなります。
また、電磁波は光の速度(1秒間に30万キロメートル進む)で進むので、周波数 Hzに波長 mをかけると、30万キロメートルになります。
周波数Hzは、1秒間に振動する波の数で、波長は、50Hz(交流)の場合、1秒間に50回の波を描きながら振動し、波長は30万キロメートル÷50で、6,000mあります。
下イメージ図のように、電磁波は電場~磁場~電場~磁場~......と交互にお互いを媒介しながら光速で進行していきます。
また、電波法では周波数が3T(テラ)Hz以下の電磁波を電波と呼びます。
3テラヘルツ = 3,000,000,000,000 Hz ヘルツ
電磁波の周波数は広範囲に渡るため、どの周波数帯での電磁波であるかを確認することが、その性質を捉える上で大切になってきます。
下表(クリックすると拡大表示されます)は、周波数帯で区分した電磁波の分類となります。
電磁波と一口に言っても名称も周波数によって変わり、その性質も複数項目に分類されることがお分かりになるかと思います。
このように、電磁波は、周波数帯により『電離放射線と非電離放射線』、身体への作用として『電離作用と熱作用、刺激作用』、『光と電波』、『マイクロ波とラジオ波』など複数に分類されます。
電磁波は周波数域での性質を活かして各分野で様々な用途に使われていることが分かります。
住まいで発生している電磁波の原因ってなに?
快適な生活を維持するためには電気は不可欠です。
ただ、この電気を使用するために必要な屋内配線やコンセント口から電気ケーブルで無造作につながれた各電化製品。冷蔵庫や電子レンジ、照明、IH、電気ポットに電気カーペット、エアコン、テレビ、パソコン、部屋を見渡すと数えきれない電化製品に囲まれて生活していることに改めて気づきます。
また、屋内配線は、ブレーカーが上がっている限り電圧がかかっています。
そして、コンセントでつながれた電化製品はスイッチを切っていても待機電流が流れているので、交流電場と磁場が発生しており、電場においては各電化製品ごとにアースが取れていない現状も重なり、床や壁を伝わって電位の低い人間に帯電して負荷をかけています。
住まいで発生している電磁波の特徴は?
人類が誕生した太古の昔から現在に至るまで、もともと地球上には静磁場が存在し、約50μT(マイクロテスラ)=500mG(ミリガウス)もの静(直流)磁場の環境のもと生きてきました。
地球上で誕生した生物は人に限らず、静磁場のある環境に上手く適応する能力を身につけて生きてこれたのだから、電化製品や室内から発生する微々たる電磁波なんて問題ないようにも思われるかもしれません。
ただそこには根本的な違いがあって、人が誕生して環境に適応してきた過程で、それまで存在しなかった静(直流)ではなく周波数(50Hz・60Hz)を持った、変動する交流の電磁波だということなのです。
変動する交流の電圧がかかった部屋で生じる電磁波の電場あるいは、電流が流れることで生じる電磁波の磁場の中で生活していると生体バランスを崩す原因になるとも考えられており、病気や精神障害などを誘発する可能性や、様々なアレルギーの原因の一つになっているとも言われています。
例えば、神経の情報伝達には生体電流の電気的な信号でやりとりされているため、電場を浴びて帯電すると電位差が生じ微弱な誘導電流が発生し、誘導電流が生体電流と干渉をおこす要因となり生体バランスを崩してしまうと考えられています。
私たちの生活で身近な、部屋の中に備わっているコンセント口は、交流の50Hz/60Hz(1秒間に50回/60回の波)という周波数を持つ100Vの電源となっています。
この電源の屋内配線やその電源を使用する電化製品も、この周波数域(5Hz~2kHzの範囲)となり、ここから発生する電磁波を低周波電磁波と呼びます。
電磁波は周波数域によって特性も呼び名も変わり、X線や紫外線、マイクロ波や周波数の低い低周波など周波数域によって名前があります。
日焼けやシミのように皮膚に症状が出ないように紫外線対策をしますが、電気の中で暮らす家の中では無防備なままなのが現状です。
交流の低周波電磁波の場合、波長が長いため電磁波の電場と磁場の特性がそれぞれ別々に現れます。
この交流による低周波電磁波の磁場と電場が、からだに悪影響を及ぼす恐れがあるのではと言われています。
ただ、各関係機関は、電磁波の磁界(磁場)だけに絞って解説されていることが多いようです。
例えば、電磁界情報センターの「ジェイクくんのなっとく!電磁波」の資料も、「体への影響が議論されているのは磁界のほうですので、磁界を中心にご説明します。」とあって、電界(電場)についてはふれられていません。
アメリカや欧州など家庭用電源は200V以上の為、コンセントは3口構造になっておりアースが1口独立してアースされているため、電場の発生はほとんどないこともあり、体への影響が議論されているのは磁界のほうになっているからなのです。
日本の場合は、家庭内コンセントにきている100Vの電圧では、いまだに2口コンセントが主流となっており、アースされずに逃げ場の無い電場が部屋中の物を媒介しながら伝搬し体へ帯電してしまっているのです。
電磁波(電場)が体に帯電するとどんな影響があるの?
室内で発生している電磁波(電場)が体に帯電していると皮膚表面に空気中の浮遊物を、吸い寄せてしまいます。
また、テレビのディスプレイなどは、すぐに薄っすらとホコリがまとわり付いていますが、同じように、電場の発生源が複数ある部屋の中では、皮膚の上に電場が伝搬し、影響を与えてしまいます。
特に女性♥には気になる大切なお肌にも、知らず知らずのうちに空気中の浮遊物まで吸い寄せてしまっているケースもあります。
下記の動画では、パソコンから帯電している人物の顔に空気中の浮遊物が離れたり吸い寄せられたりする様子が可視化されてよく分かります。
これは、エルマクリーンという電場除去装置をONとOFFに切り替えているだけです。
ONにして電場が除去されると身体の周りの浮遊物は、そのままですが、OFFにすると身体が帯電してしまい空気中の浮遊物まで吸い寄せられています。
電化製品から発生する電磁波によって何が体に影響するの?
電化製品から発生する電磁波を浴び続けると体内に活性酸素が発生?
15万部突破の『50歳からは炭水化物をやめなさい』藤田紘一郎著による書籍を読むと、
老いない腸健康法について興味深いお話がたくさん出てくるのすが、その中に
「電化製品は電磁波を発します。電磁波を浴びると体内では活性酸素が一気に大量に発生します。」
その節の末文には、
「毎日の生活の中から体内の活性酸素を消す方法を習慣づけていく事が必要となってくるのです。」
引用元: 『50歳からは炭水化物をやめなさい』
と記されており、著名な医学博士が、電化製品から発生する電磁波問題について言及されています。
活性酸素は、過食や過度の運動、ストレス、タバコを吸った時などに発生することは知られていますが、電磁波も原因の一つになり得るということのようです。
活性酸素は、その酸化力で体に侵入した細菌などを消滅してくれたりと有益でありながら、活性酸素が大量に発生してバランスが崩れると細胞まで傷つけたり、動脈硬化を進行させたりと老化を加速させてしまう側面もあります。
住まいの電磁波を消して元々ある清々しさを体感してみる
家庭の中の電磁波についてのリスクと、具体的な対策方法が書かれた書籍「オールアース時代がやってくる 」を読むと
『1日だけ、家のブレーカーを落として生活してみませんか?』
といった一文に目が止まります。
論より証拠、実際に1日だけ、家のブレーカーを落として携帯やスマホなどの電源もOFFにした生活を体感してみると見えなかった電磁波の影響が体感できることと思います。
試してみると部屋の空気感の違いや忘れていた体の清々しさ感など本来あるべきやすらぎを与えてくれる家としての機能に癒やされるのではないでしょうか?
いかに、見えない電気の影響の中で暮らしていたかを実感できるかもしれません。
ただ、電気のない生活は現実的ではありませんし、上手く付き合うためには電気の副作用ともいえる電磁波(電場)を取り除く為にアース対策を行っていけばいいだけなのです。