家庭用FAX付電話機の電場測定

電磁波測定実例

家庭用FAX付電話機を置いた台上(上記左側写真)では電場が伝搬し、電気をそれほど消費していない家庭用FAX付電話機でも、常に310V/mほどの交流電場が発生していたということになります。

電話機の下に導電性シート(スパンボンドシート)を敷き、エルマクリーン(電場防止機器)にてアースを取るだけで、家庭用FAX付電話機の台上に伝搬していた電場は、23V/m(上記右側写真)へと減衰されていきます。

これは一例ですが、住まいの中で発生している交流電場は身体に負荷をかけるとも言われてます。

この見えない電磁波(交流電場)を測定していき必要に応じて対策を講じることで、より自然に近い住まい空間に戻すことは可能となります。

電場の単位は、V/m です。

V(ボルト)があるので一見、電圧と混乱してしまうかもしれませんね。

電圧(V ボルト)とは、電気を流す圧力のことで、二点間の電位差とも言われます。

イメージしやすい例で、「電気を車の流れに例えた場合、電流は走る車の台数、電圧は走る車の速さ」と表現されています。

一方、電場(V/m)は、そこに、電気があれば、電気の働く場所として、電場が形成されます。

単位は、V/mですから、「1.5Vの乾電池のプラスとマイナスに電線をつないで、1.5mの間隔がある金属板にそれぞれ、電線を接続すると、その1.5mの空間には、1V/m(1.5V/1.5m)の電場が存在することになります。」

住宅のコンセント口には、100Vの電圧が供給され、電化製品は電源ケーブルを介して電気を得ています。

よく、電化製品のスイッチを切っていても待機電流は流れていると言われますが、そのような状態でも、電場は発生しています。